2018.8.11~15 南アルプス縦走(悪沢岳、赤石岳、聖岳)

    8/11~15で南アルプス(悪沢岳、赤石岳、聖岳)の縦走に行ってきました

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    スケールが大きい聖岳

    11日 天候:ガス
    6:00 薙畑ダム夏期臨時駐車場(バスで移動)
    7:35 椹島
    7:47 滝見橋
    9:36 小石下
    10:49 清水平
    12:25 見晴台
    14:02 駒鳥池
    14:37 千枚小屋(テント泊)

    12日 天候:曇り→ガス→大雨&雷
    5:00 千枚小屋
    5:43 千枚岳
    6:29 丸山
    7:16 荒川東岳(悪沢岳)
    8:51 荒川中岳
    9:55 荒川小屋(素泊まり)

    13日 天候:曇り→ガス→大雨&雷
    5:10 荒川小屋
    5:45 大聖寺平
    6:57 小赤石岳
    7:09 椹島下降点
    7:32 赤石岳
    9:28 百間平
    10:24 百間洞山の家(テント泊)

    14日 天候:快晴→ガス→大雨&雷
    5:00 百間洞山の家
    6:24 大沢岳
    7:13 中盛丸山
    8:12 小兎岳
    9:19 兎岳
    11:30 聖岳
    12:24 小聖岳
    13:09 薊畑
    13:36 聖平小屋(小屋泊)

    15日 天候:曇り→雨
    4:45 聖平小屋
    7:43 聖沢吊り橋
    8:23 出会所小屋跡
    8:45 聖沢登山口
    9:30 バス出発






    初めての4泊5日の山歩きになりました。
    南アルプスは本当に奥深く登山者を魅了する何かがきっとあると感じた山々でした。

    忘記録としてブログに詳しく残しておきます(長編になりますので、興味の無い方はスルーしてください)

    初日は千枚小屋まで、ガスがあって日差しを遮ってくれたので比較的快適にここまで来れました。
    テン場は良い場所が取れて快適に睡眠できました。

    ここから素敵な人との出会いが連鎖していきます(^^)v

    隣にテントを張った男性二人組と明日の行先など、他愛のない話で盛り上がります。
    二人組は荒川三山、赤石岳、聖岳を巡り、上河内岳を経由して光岳まで行く壮大な計画を立てていました。

    僕も彼らも明日は百閒洞まで行くので、また明日会いましょうと日没とともに就寝。
    夜中に起きて空を眺めます
    満点の星空が見れました(^^)v
    きっと明日は快晴なんだと思ってました(^_^;)

    千枚小屋にて富士山を眺める。朝焼けが綺麗でした!!!
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    歩き始め早々にガスがモクモクと沸いてきます。
    悪沢岳(荒川東岳)に到着もガスの中、展望はゼロです。
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    ここを過ぎた辺りから雨が降り出しました。
    荒川小屋に到着。雨も次第に強く降り出してきたのですが、まだ歩けない程でも無い。
    欲しかった悪沢岳のTシャツを買って、休憩も兼ねて少し早めの昼食タイム。
    荒川ラーメンを頂きました。
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    ラーメン待ちの間、お隣に座っている人と談笑。
    彼もまた僕とほぼ同じルートだが、今日は百閒洞を越えて兎岳避難小屋まで行く計画でした。
    先を急ぐとの事で食事後に直ぐに出発されて行きました。

    ラーメンを食べている間にみるみる天候が悪くなってきて外は大雨。
    雷も鳴り出してきていた。
    かなり近い場所で雷がどんどん落ちてくる。

    食事をしている人たちは皆が先を進めるか、ここで停滞するか悩んでおりました。
    そうこうしている間に荒川小屋は宿泊の受付で長蛇の列ができていました。
    雷雨が激しく、これ以上先に進めないと判断した人達で溢れかえっていました。

    ここで昨日テン場で出会った二人組に再度出合いました。
    彼らは早々に決断して小屋泊に変更するとの事でした。

    荒川小屋から百閒洞までコースタイム6時間。
    雨で慎重に歩くので更にコースタイムが伸びることも視野にいれて、この豪雨&雷の中、歩くのは危険すぎると僕も判断。

    小屋泊に決定(テントがあったがこの豪雨の中での設営は断念しました)
    シュラフ持参であれば500円引きと言うので、それで受付しました。
    小屋の受付担当から”お泊りは別館になります”と言われ、その場所に向かいます。

    荒川小屋倉庫兼物干棟に到着。
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    もしかしてここ???と思いながら、良くみてみると小さい看板で”素泊棟”と書いてありました(笑)
    シュラフ持参で食事なしはここになるようです。

    時間が早いこともあって僕で5人目。
    一番奥の座敷みたいな場所を確保。3人組のお隣のスペースを空けて頂きました。
    3人組の彼らも僕と全く同じコースのようで、急遽ここに泊まることを決断したとの事。
    時間はたっぷりあるので、山の話や明日の天気の話で大盛り上がりしました。
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    話をしていると、ソロの男性が一人入ってきました。
    先程、兎岳避難小屋まで行くと言っていた人でした。
    出発した時は元気いっぱいだったのですが、疲労困憊の表情でした(>_<)
    出発したけど、豪雨に打たれ雷が酷くて途中で引き返してきたようです。

    しかもビックリしたのは、このソロ男性は小屋食で受付したのに素泊棟に割り当てられたようです。
    この時点で小屋はまだ満室では無かったはずなんですが・・・何故だろう???
    更に災難は続くようで、お昼に食べたのはカレーライス。晩御飯もカレーライスだったようで、かなり残念がっていました。

    そうしていると小屋泊していた二人組が遊びに来てくれました。
    気が付くと奥の座敷には総勢9名のグループが出来ていました(#^.^#)

    二人組からワインの差し入れや、みんなからお菓子やおつまみ、缶詰なども振る舞ってもらいまして
    プチ宴会みたいになってました(笑)

    みんなが気になるのは明日の天気です。
    天気次第では予定していたコースを縮小して明日下山する事なども検討するメンバーもいてました。
    噂では明日午前中は晴れの予報、昼から崩れてくるとの情報をキャッチ。

    聖岳を越えて光岳を目指す壮大な計画を予定していた二人組は明日下山を決断しました。
    かなり悩んだ末に出した答えでした。
    朝4時半に再度、素泊棟に出発・下山しますとの挨拶にまで来てもらって本当に素敵な二人組でした!!!

    光岳を目指すメンバー、下山する事も視野に入れているメンバーなど
    皆それぞれの想いを胸に3日目の朝を迎えました。

    行程を刻んだので百閒洞までは余裕で午前中に到着出来ますが出来るだけ早い到着を心がけました。
    夜にはまた満点の星が見えていたのに、朝からガス模様。
    百名山の赤石岳山頂は、またガスの中。
    赤石岳を少し越えた所でガスが少し晴れてきてようやく南アルプスの景色と富士山が見えました。
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    百閒洞には10:30に到着。
    百閒洞名物のトンカツを食すべく、テント受付を済ませカツカレーを注文。
    しかし・・・・
    売り切れ(泣)
    10時半で売り切れって”おかしい”と思いながら小屋の人の話を聞くと
    宿泊者が多くてお昼ご飯用のトンカツが準備出来ないとの事でした。

    仕方なくみそラーメンを選択。隣で美味しそうな中華丼を食べてるのを見てみそラーメンにした事を少し後悔しました(>_<)
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    ラーメン待ちのその時。
    目の前をカツカレーが通りました。
    どうやら僕のひとり前でお昼の分は完売したようでした(>_<)
    かなり大きくて肉も分厚いとんかつでした。食べる事が出来なくて本当に残念でした(泣)

    天気も回復しテント設営後に衣服の洗濯をしようと思い物干し用の紐を設置した瞬間、
    雨が急に降り出し慌てて荷物をテントの中に入れます。

    また雨です。それも降り出しが予定より早い。

    僕は早く百閒洞に着いたのでギリギリセーフでしたが、素泊棟で出合った同志達は皆、
    雨の中の設営を強いられてました(>_<)

    雨の中、どこにも行けずテントの中で晩御飯の準備を始めたり、仮眠をとりました。
    どんどん雨足が強くなり雷もなり始めました。

    叩きつけるような雨にテントの防水機能が追い付かず、天井付近から水滴がポタポタ。
    テントの底側面付近にも何やら違和感を感じたので、テントの前室を見てみると
    一面が湖のようになっていました。テントが湖の真ん中に居てる感じです。
    このままではテントが水没、ウォーターベットでの睡眠になってしまうと戦々恐々。

    雨足が少し弱まった瞬間を逃さずに雨具を付けて外に出ました。
    僕のテント設営場所の横の登山道が川の様になっていました。川になった登山道の防波堤が決壊して
    僕のテントの方へ濁流が流れこんでいたんです。

    川が氾濫すると、こんな感じになるんだと実体験し怖さを覚えました。
    まずはジップロックの袋に砂利を詰めて簡易の土のう袋を作り決壊した所に設置しました。
    濁流の侵入を少し緩めた後、登山道の底を深く掘ったり川幅を広げたりして水の流れをスムーズになるようにします。

    ここで強力な助っ人が登場!!!
    僕のお隣でテント泊している男性がスコップを持って河川工事に協力してくれました。
    スコップの威力は絶大で見る見る川(登山道ですよ)が深く広くなっていきます。
    僕のテントへ流れ込む濁流も無くなり災害復旧は完了。
    スコップが大活躍した事を男性もかなり嬉しかったようで満面の笑顔でさらりと去っていきました。
    本当に素敵な男性でした(#^.^#)
    ありがとうございました

    河川の氾濫を修復した後は徐々に水も引いていきテント内の浸水は免れました。

    この日も晩も綺麗な星空が見えました。流れ星も見る事が出来ました。
    明日は晴れますようにと祈る気持ちで就寝しました。

    翌日の朝、テント撤収時にテント内の銀マットをめくると完全にびしょ濡れでしたので、後少し作業が遅くなっていたら
    テント内が完全浸水していたかもでした。

    4日目がスタート。
    この日も朝からガスガス。百閒洞から直ぐの大沢岳は展望がガスで望めないのでパス。巻き道を進みます。
    巻き道を進んでいるとガスが晴れていきます。
    4日目にして初めての快晴。南アルプスの山並みが一望できました。
    コルまで登ってきた時に大沢岳から降りてきた人に遭遇。
    北アルプスまで一望出来るとの情報を得たので、ここから大沢岳に向かう事にしました(往復30分程度だったはず)
    大沢岳に行って正解でした。槍ヶ岳や穂高岳まで見えました。悪沢岳、赤石岳を含む3000m級の稜線を
    眺める事が出来ました。
    4日間の疲れも吹っ飛ぶほどの最高の景色を見る事が出来ました(^^)v
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    大沢岳山頂にてまた素敵な出会いがありました。
    去年、北アルプスの裏銀座で出合った人との再会でした。
    向こうから声をかけて頂きました。最高の景色にお互いに笑顔がとまりませんでした。

    荒川の素泊棟の同志達も2人組以外は聖平小屋を目指します。
    ここまで来るとみんな昔からの知り合いのような感覚で何度も自然に声を掛け合います。
    一緒に南アルプスを楽しもうという雰囲気が溢れていました(#^.^#)
    頼もしい仲間たちです!!!

    他にも4日間同じルートを歩いてきている人達とも仲良くなり、途中で合えば自然と会話が始まります。
    南アルプスはアクセスも大変で登山道も距離もあり険しい所も多い場所でした。
    山奥深い南アルプスは人を優しく包み込み、歩く人を気持ち良くさせてくれる力を持っているように感じました。
    出合った沢山の優しい人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。

    最高の景色を見ながら聖岳を目指します。
    あら・・・またガスが・・・
    聖岳の登りは急な岩稜帯もあり岩が滑ります。雨も降り出してきて更に岩も滑りやすくなっていました。
    この道を下りで使うのは嫌だなぁと思いました(>_<)

    聖岳は百名山。たやすく登れるような山では無かった。スケールも大きく山頂が近いようでなかなかたどり着けなかった。
    山頂は真っ白で強雨。なので滞在時間は数秒でした(^^;)
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    後で、僕より1時間以上先に山頂に到着していた同志に聖岳の山頂の様子を聞いた所、その時もガスの中だったようだ。

    どしゃ降りの中、聖平小屋に到着。受付を済ませ、濡れた物をまずは干します。
    カッパももう機能していませんでした。カッパの中も濡れており早々に着替えました。
    着替えを済ました後で、聖平小屋名物のフルーツポンチとホットコーヒーを頂きました(^^♪
    セルフサービスなので紙コップいっぱいに入れちゃいました。

    同志達ともまたここで再会し、お互いの頑張りを褒め合います(笑)
    当初は光岳まで行く事を計画していたメンバーも居たのですが、明日はみんな下山するとの事でした。
    後は下山を残すのみ、みなさんお疲れ様でした。

    小屋での晩御飯はとても美味しかった。
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    川魚の甘露煮は超美味しくて、頭から丸かじりしてしまった。
    おでんも品数が多く出汁も効いてて美味しかったので、ご飯を3杯もおかわりしてしまった。
    寝床もゆったりで気持ち良く朝を迎えることが出来た。

    最終日の5日目
    危険な場所も無く、気持ち良く歩くことが出来た。
    登山5日目とは思えないほど、足取りも軽く下山が大嫌いだったはずなのに
    充実した気持ちがいっぱいで自然と笑顔が溢れます。
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    10時出発のバスに乗りおくれないように、しっかりと歩いたので9時前には聖沢登山口に到着。
    バス乗車の予約者がみんな早く着いていたようで、9時半に出発。
    30分早く椹島に戻れるのは有り難い。その分、白樺荘でゆったりお風呂につかろうと思いました。

    当初、3泊4日の計画が悪天候で自身初めてとなる4泊5日の山行になりました。
    百名山の山頂はすべてガスの中で景色を楽しむ事か全く出来なかったし、ほぼ毎日雨の中を歩く登山を強いられたが全く嫌な思い出が残っていないのが不思議。
    むしろ、この時期に南アルプスに来れた事を幸せに感じ、心の底から良かったなぁって思いました。
    沢山の素敵な人との出会いと南アルプスの持つ独特の魅力にどっぷり浸った5日間でした。

    百名山を3つ(悪沢岳、赤石岳、聖岳)と
    3000m級の山を6つ(悪沢岳、荒川中岳、丸山、赤石岳、小赤石岳、聖岳)も歩けるようなルートは滅多にないと思います。
    また何年後かに訪れたいと思います(^^)v
    by たか

    *山資料:今回歩いた山たち
    ①荒川東岳(悪沢岳) 3141m 百名山&百高山6番目
    ②赤石岳         3120m 百名山&百高山7番目
    ③荒川中岳       3083m 百高山13番目
    ④聖岳          3013m 百名山&百高山21番目
    ⑤大沢岳         2819m 百高山55番目
    ⑥兎岳          2818m 百高山56番目
    ⑦中盛丸山       2812m  百高山61番目

    *歩いた距離 合計約39km
    11日 9.2km
    12日 6.5km
    13日 7.2km
    14日 8.9km
    15日 7.2km

    *累積標高 8509m







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