マダニの事。

    薮に生息。
    くっついて噛み付いて血を吸う。
    感染症の危険がある。
    とにかく精神的にへこむ。

    参考になるかどうかはわからないけど、
    噛まれてわかるあのおぞましさ。
    体験談とメモを残しておきます。

    近年SFTS(マダニを介した感染症)なんかも騒ぎになってますね。
    死者も出ています。中国でも大量発生してる。
    潜伏期間は6日から2週間。
    症状は発熱、嘔吐など消化器症状、倦怠。。。

    予防法は、、、

    1>見つけやすい明るい色、かつくっつきにくい素材の服を着る。
     (でも白はマダニが好きな色だとか、、、)
      なるべく露出しない。

    2>山に行かない。薮漕がない。

    3>こまめにはらう。着替えをする。

    4>虫除け振りかける。(ディート等の有効成分の入ったもの)

    2に関しては無理難題。だって俺たち山好きだもの。


    噛まれないように気をつけるしかできないけど、
    噛まれた時はどうするか?

    1>無理にはがしちゃダメ。
       無理にはがすと頭や口が皮膚に残るし、
       マダニの体潰して体液を傷口から入りやすくしちゃうと感染症の危険性も増すので。
     
    2>だからって気が済むまで血吸わせて勝手に離れるまで待ってちゃだめ。
       SFTS以外の感染症も怖いからね。
       日本紅叛熱とか東の人はライム病、、、侮っちゃだめよ。

    3>いろいろ方法はあるみたいだけど、、、
       ワセリン軟膏かサロンパスなんかのミント系で
       一時間以上窒息させて(ダニの呼吸は一時間に一回くらいなんだって)
       自力で剥がれてくれるのを待つか、
       マダニ用のピンセットで口の刺を掴んで抜く。
       が有効な気がする。(※あくまで個人的見解です。)

    4>絶対皮膚科で傷痕診て貰う事。
       傷口に残っていないかチェック。
       残ってたらまわりの皮膚ごと切開。
       抗生物質等処方して貰う。

    5>処分
    取れたマダニはなかなか死なないので、
       切り刻むか焼くか、とにかく確実に殺す。




    この先は私のまちの哀れで恥ずかしい体験談。
    マダニで大騒ぎ一部始終。

    まずは未知との遭遇。一回目。

    P6061044.jpg

    去年の6月に滋賀県栗東あたりの大鳥居という岩場に行った時の事。
    道路脇に車止めて少し背丈ほどの笹の薮漕いでアプローチは10分ほど。
    超晴れの真夏日の中散々遊んで帰りも同じ道で帰る。
    薮漕いだって言うてもほんの数十秒ほど。
    車内では汗拭きシートで上半身くまなく拭いたのに特に違和感もなく、、、

    機嫌良く帰って来て風呂入ろうとしてTシャツを脱ぐ。
    『んな、、、??』
    腹に泥の固まりのような1cmほどの丸い灰色のものがくっついている。。。
    なんだこれ?剥がそうとして触ってみると、、、

    足が出たのよ。
    オクターブ上で叫んだよ。取り乱したよ。
    →風呂場に直行。シャワーをかけてみる。取れるわけない。

    マダニかとは思うけど、イメージしてた形状と随分違う。
    なんだよおめ。そのペルシャ絨毯みたいな柄はよおおおお!
    わーーーーーーーーーーーー。
    どないしょどないしょやだーーーー。
    風呂場で一人で大騒ぎの後、マダニ見つめて固まる事5分。

    わかってる、無理に引き抜いちゃいけない事はわかってる、、、
    でも、、、

    ロボコップのような足取りでいったん風呂を出る。
    デジカメで証拠をおさえる。
    P6061053_20130419173634.jpg

    で、再び風呂へ。その手には眉毛切りハサミとピンセット。
    そして深呼吸。。。 

    つおりゃああああーーー!!!

    惨殺。
    くるくると排水溝に流れて行く悲しい姿。
    あばよ。君の事は一生忘れないよ。

    見事に頭と口が皮膚に残りました。
    とりあえずアルコール綿で拭き拭き。

    その後マダニの恐怖に耐えながら四国笹薮縦走路を3日間歩き、
    帰って来てから皮膚科に。

    女医さんに写真見せて『マダニやと思うんですけど、、、?』
    女医さん笑顔で『マダニ???』(て何?くらいの反応)
    なんだか頼りない診断を受けた後、ピンセットで傷口ほじくられ、
    『それよりあなた、そのブヨの痕の方がひどいわよ』
    四国で30ケ所刺されていたのでそっち突っ込まれてしまいました。

    貰ったのは抗生物質の飲み薬とブヨ用塗り薬。
    傷痕は一年経った今もまだうっすらアザのように残ってます。
    まずは落ち着けって事ね。反省。

    そして再会。二回目。

    今年4月半ば、多分六甲八幡谷登山道から少し左に入ったところにある岩場
    甲南バットレスに行った時だと思われる。

    こちらも登山道から急坂を5分程登ったくらいで
    たいした薮でははない。

    苔苔の小さな岩場で、しかも途中から雨。
    ドロドロになって2本程だけ登って十三で気持ちよく飲んで帰った。
    その後平和に数日過ごし、ある日の夜風呂で体ゴシゴシしてたところ、
    違和感を感じる。違和感=異物感。

    マダニの記録と言うよりは恥の記録になるでしょう、、、

    噛まれた場所がね。場所が。
    公共の場であえて言う。
    到底大きな声では言えないとんでもない場所に
    7mmほどの灰色の豆粒が。

    やられた。すぐにわかりました。
    しかし今回は2回目。余裕がある。

    いやいやいやいや。
    お前さあ~そこはないやろー。

    この超デリカシーのないマダニに半笑いで突っ込みいれつつ
    とりあえず観察。

    前回のとは違う、オーソドックスな豆粒マダニ。
    この大きさは成虫だと思われる。
    →しこたま吸ってそこそこ満腹のご様子。
    →メスだったら吸い終われば産卵しやがる。(?)
    →部屋の中で産卵されたら悲惨やん。(?)
    →取るしかなかろ。

    もお皮膚科は閉まってる時間。
    明日も明後日も病院行けない。
    自分で取り損なってまた頭が残ったら面倒臭いことになる。
    だからってこのまま飼育するのは耐えられない。
    だって場所が、、、(泣)

    なんとか今すぐに自力ではがれてくれる方法はないものか?
    ワセリン軟膏、ミント系、アルコール、熱、フロントライン、、、
    色々情報はあるものの決定打に欠ける。

    とりあえずサロンパスAを貼って密封。
    こんなんで窒息してくれるんやろか、、、

    と、そこへキム兄から朗報。
    119に電話したら時間外診察してくれる病院紹介してくれるよ、との事。
    さすがに119に電話する勇気がなかったので
    104に聞いてみる。(遠回りで迷惑かけただけ)
    →消防署の電話番号紹介してくれて、そこで病院紹介してくれますよ、と。
    →消防署に電話したら親切なおじさんが3つ位紹介してくれて
    『それでも対処してくれなそうならまたお電話くださいね。
       別でもお探ししますんで!』
    ああ、親切。救急でもないのに相談に乗ってくれて。
    もおおじさんにフォーリンラブ。救われた。。。

    教えてもらった内、一番近い私設病院は経験がないからと断られたものの
    ○○市民病院は皮膚科は無理だけど外科対処で良ければ来て下さいとの事。

    タクシーで向かい、
    夜の病院の独特な雰囲気に圧倒されながら受付でしどろもどろに説明。
    だって場所が、、、涙。

    女性の看護士さんが『男の先生なんだけど私も付き添いますのでね』
    って心配してくれて(だって場所が、、、)
    いざ診察って部屋入ったら
    男性医師×3(しかも若いし)、婦長っぽい貫禄の看護士さん、
    と、心許せる親切看護士さん、で計5人。

    そんな、、、お忙しい中、、、
    せめて二人でいいですって、、、

    覚悟決めて診察台でペロン。
    の『あの、、、サロンパス貼ってるんです。』
    看『?すーすーしない??』
    の『します』
    看『だよね。はがすよ?』
    の『はい』
    看『え。え。動いてるよ。』
    の『やだやだやだだ。わー。』
    看『わわわわ。いやいやいやいや。』

    看護士さんと手を握り合って大騒ぎ。
    冷静に見つめるその他4名。
    もがくマダニ。

    サロンパスにくっついていとも簡単に取れました。
    傷跡も無く。生け捕り。
    皆さん『初めて見た〜』って笑ってくれたけど、
    猛烈な恥ずかしさに耐えながら土下座の勢いで謝罪し、
    会計して帰りました。¥2000なり。
    何やったらもっと払いたいくらい申し訳なかったです。
    もう絶対時間外には来ません。
    医療関係者の皆様すいません。反省です。

    貫禄看護士さんがケースに入れてくれて
    皮膚科で見せなさい、って持ち帰るよう指示。
    なので今現在カバンにマダニを携帯する日々。シュール。

    だいぶ萎んでます。
    P1230392s.jpg

    とにかく感染してないように祈ります。
    サロンパスが有効なのがわかって収穫ありで吉とします。
    次やられた時はマダニマスターの称号をください。

    最近マダニ、ヒル、増えているそう。
    回り回って人間のせい。
    今後もっと被害も増えるでしょうね。
    皆様も気をつけてくださいね。
    そして噛まれた時は落ち着いて〜。

    のまち。



    コメント

    腹いてぇ~。
    んー。
    いいこと聞きました。

    今年は沢に入る・・っつーか、山に入る時はサロンパスを持参することにします。
    さぞかしスースー・・・基、ヒリヒリしたでしょう。
    いやいや、笑ってはいけない。
    >目目連さん
    そらもおすーすー。せめて笑ってください。。。
    是非サロンパス使ってみてくださいね。
    でも出来たら噛まれる前に何とかしたいですよね(笑)
    ミントスプレーが有効なんでしょうか?

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